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ブルンコヴェネスク様式

ルーマニア独自の建築様式

ルーマニアを旅行していると「この建物はブルンコヴェネスク様式です」と説明されることがあります。
ブルンコヴェネスク様式? 世界史で出てきませんでしたけど・・・と思いませんか?

ブルンコヴェネスク様式(Stilul Brâncovenesc)とはルーマニア独自の建築様式です。17世紀後半から18世紀前半にできた様式で、コンスタンティン・ブルンコヴェアヌ公がこの期間に一番栄華を極めたことから彼の名前を付けました。豪華な装飾などからバロック様式とも思われがちですが、ルーマニアの伝統的な芸術、ビザンチン様式に加えて東洋やルネサンスの影響もうけた、まさにあらゆるものを融合した様式ともいえましょう。

内装の装飾や花や幾何学模様の石の彫刻、エレガントな柱、塔、階段、回廊、アーチ型のポーチ(教会に入る前の空間)などにブルンコヴェネスク様式の特徴を見出すことができます。有名な宮殿や教会、修道院は以下の通りです:

◆ モゴショアイア宮殿

ブカレスト近郊にあるブルンコヴェネスク様式の一番美しい宮殿の一つ。1702年に建立されました。宮殿の一階部分は公共のサロンと領主の部屋があり、正面玄関は特に美しく、ベネチア宮殿のように近くの湖の水面にその姿が映ります。建物の外側には豪華な階段があります。

◆ スタヴロポレオス教会

ブカレスト旧市街にある1724年に建てられた正教会です。

◆ ホレズ修道院

ブカレストから北西に200kmほど行った所にあります。国内最大の修道院だけでなく、ブルンコヴェネスク様式の建物としてとても重要な修道院です。そのため、1993年にUNESOの世界遺産に登録されました。